1週前追い切りを行ったマスカレードボール(右、ルメール騎手)、左はソールオリエンス(丹内騎手、カメラ・荒牧 徹)
◆第172回天皇賞・秋・G1(11月2日、東京競馬場・芝2000メートル)1週前追い切り=10月23日、美浦トレセン
新コンビの2頭が華麗な競演。今年の日本ダービー2着馬
マスカレードボール(牡3歳、美浦・手塚貴久厩舎、父
ドゥラメンテ)にクリストフ・ルメール騎手、23年の皐月賞馬
ソールオリエンス(牡5歳、美浦・手塚貴久厩舎、父
キタサンブラック)に丹内祐次騎手がまたがり、豪華な併せ馬がWコースで行なわれた。
ソールオリエンスが3馬身先行し、
マスカレードボールが追走。最後の直線で馬体が並ぶと、馬なりのままで併入した。6ハロンの時計は
マスカレードボールが84秒3−11秒8、
ソールオリエンスが85秒0―11秒9だった。
ルメール騎手は「先生や他の騎手から馬場入りが少し難しいと聞いていたけど、おとなしかったです。ゆっくり半周して、向こう正面からペースを上げて折り合い問題なく、走りは良かったです。エンジンかかるのに時間はかかるけど、跳び大きく加速してくれた。馬の状態は良さそう」と笑顔を見せた。
ソールオリエンスの感触を確かめた丹内騎手は「後ろの馬をリードしてしまい動かす指示で。ダイナ
ミックに走るし、動き良かった。仕上がり的には何も心配ないですね」と手塚久勢2頭はともに新コンビの鞍上が好感触だった。