今年は11月3日(祝・月)に船橋競馬場で行われる、
ジャパンブリーディング
ファームズカップ(略称JBC)。その中の1つ、JBCレディスクラシック(1800m・牝馬限定)に出走予定の
オーサムリザルト(栗東・池江泰寿厩舎)が今朝23日、レースに向けた1週前追い切りを行っている。
朝一番のCWで井上敏樹騎手が騎乗(レースは武豊騎手が騎乗予定)。
クルミナーレ、
メディテラニアンが先行する流れを最後方から追走。向正面からある程度のペースで流していき、3コーナーから4コーナーでも加速していく流れ。それでいて、最後の直線に向いてもまだ加速していくという厳しいペースだった。
それを最内から前を捕まえに行って、残り300mほどの地点から追い出し。加速すると前に並びかけて、1馬身ほど抜けたところでステッキが一発入る。この合図で更にギアが上がって、2頭を突き放し、最後は大きく先着してのフィニッシュとなった。
時計は6F80.2〜5F65.1〜4F50.7〜3F35.7〜2F22.1〜1F10.8秒。この全体時計で走りながら、ラスト3Fが35秒台で最後は10秒台。もともと追い切りで動くタイプとはいえ、最近はここまで見映えする動きではなかった。ということを考えると、連勝していたあの頃に雰囲気が戻ってきたと判断してよいのかもしれない。
(取材・文:井内利彰)