今春の宝塚記念を制し、初GI制覇を果たしている
メイショウタバル(栗東・石橋守厩舎)。次走は11月2日(日)に東京競馬場、芝2000mで行われる天皇賞(秋)への出走を予定しており、今朝23日はレースへ向けた1週前追い切りを行っている。
2回目のハローが終了した時間帯のCWへ入場。前日のどんよりとした曇り空からは一転、秋晴れの心地よい日差しの中、この馬らしいキャンターで向正面を駆け抜けていく。決して速いラップには見えない走りだが、時計は速い。それが先週のCW6F76.2秒にも表れているが、今朝はそこまでの速さではないものの、逆に力みは抜けてきたかなという感じ。
最後の直線に向いてからも頭は高いし、ス
トライドも決して大きくなく、どちらからといえばピッチな走法。それでも時計は出ているんだろうなと思って、フィニッシュしてからの計時を確認すると、6F78.3〜5F63.4〜4F49.6〜3F35.6〜2F22.5〜1F11.4秒。
9月中旬から栗東で追い切りを開始して、ここまでの乗り込み量は豊富。しかも週末に坂路で乗る時計が少し速くなっていて、追い切りとカウントできるレベルになっている。まだ4歳という年齢も考えると、これからますます
パワーアップしてくるのかもしれない。
(取材・文:井内利彰)