小倉芝1200mの新馬戦、中京芝1400mで行われた中京2歳Sと連勝中の
キャンディード(栗東・松下武士厩舎)。次走は11月15日(土)に京都芝1600m外回りで行われるデイリー杯2歳Sへの出走を予定しており、今朝29日はレースに向けた2週前追い切りを行っている。
北村友一騎手が跨り、2回目のハローが終了した直後のCWへ入場。2歳未勝利の
ケンタッキーホームを10馬身ほど後ろから追走したが、他厩舎の追い切りも多い時間帯だったため、3コーナーでは他馬を交わして前との差を詰めていくようなシーンもあった。
ただ、走り自体は実にスムーズ。4コーナーから最後の直線に向くところでもかなり距離があるように見えたが、ジョッキーは慌てず騒がずだったので、手応えには余裕があったものと思われる。実際、残り300mくらいで並びかける手前まできて、最後は馬体を併せたままゴールしている。
時計は6F80.9〜5F66.3〜4F52.4〜3F38.0〜2F24.1〜1F11.9秒。これまでの6F時計ベストは82.2秒なので、これを1.3秒縮めているが、その分、ラスト1Fは少し時計を要している。とはいっても、最後は全くの馬なりなので、追っていれば11秒前半のラップを踏んだことは想像できる。この走りなら距離はマイルまで守備範囲に思えるが、次週以降の動きにも注目したい。
(取材・文:井内利彰)