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リーダーズカップクラシック・G1(日本時間11月2日、
デルマー競馬場・ダート2000メートル)=
デルマー競馬場、追い切り
米G1に3度目の挑戦となる
フォーエバーヤング(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎、父
リアルスティール)が現地時間の10月29日、現地のダートコースで最終追い切りを行った。
坂井瑠星騎手が騎乗し、同じ矢作厩舎でBCス
プリント(日本時間2日、ダート1200メートル)に出走する
アメリカンステージ(牡3歳、父イントゥミスチーフ)との併せ馬。4馬身ほど追いかける形でスタートし、直線の入り口で並びかけると、外から気分良く脚を伸ばして馬体を並べる形でフィニッシュ。時計は4ハロン51秒0と発表されている。
追い切り後、矢作調教師のインタビューが行われた。
―夏を越し、栗東に帰厩してからの雰囲気は。
「夏は暑さにちょっと弱いですね。いくらか熱中症の症状にもなったのですけど、帰厩するときには非常にいい状態になっていて、牧場の方の努力に感謝しています」
―馬体がさらにひと回り成長した。
「特に後躯(こうく)ですよね。トモ(後肢)の盛り上がりは、ほれぼれしますよね。みんなこういう風になってくれたらいいのにと思います」
―今回はアメリカに3度目の輸送となる。
「非常に慣れたもので、むしろ
リラックスし過ぎないようにと
バランスを考えてやっております」
―最終追い切りの印象は。
「軽すぎないかなと思ったのですけど、騎乗した2人聞くと『非常にいい、動きが良かった』と聞いているので満足しています」
―5番ゲートからのスタートになった。相手関係、展開について。
「ラビット(コントラリー
シンキング)がいて
フィアースネスがいて、その後ろ、3、4、5番手ぐらいを取ることができれば。そういう点では非常に競馬がしやすいと考えています」
―ラビットは相当、飛ばすという噂がある。
「みんな相手にしないだろうから、
フィアースネスを目標に行ければと思っています」
―すごいメンバーがそろった。
「ワクワクしますね。(出走を取り消した)
ソヴリンティのことは残念でしたけど、それを除いてもアメリカの最強クラスがそろっています。その世界のトップと
フォーエバーヤングがどんな競馬をするか。競馬ファン的にワクワクしています」
―最後に意気込みを。
「ここまで何の問題もなく、いい状態で来ることができたので、レースまでキープして、あとは弟子に全て任せたいと思います。勝つために来ています。頑張ります」