デビュー戦を勝利で飾ったアローメタル(手前)(カメラ・荒牧 徹)
11月2日の東京5R・2歳新馬(芝2000メートル=9頭立て)は、クリストフ・ルメール騎手が騎乗した
アローメタル(牡、美浦・木村哲也厩舎、父
キズナ)が勝利。単勝1・3倍の1番人気に応えた。勝ち時計は2分3秒6(良)。
五分のスタートを決めると、道中は3番手の内を追走。直線では包まれ進路を探す場面もあったが、残り200メートルで前が開くと一気に伸びて差し切った。ルメール騎手は「まだ甘いです、残り150メートルだけ伸びてくれた。狭い内でずっとハミをとらず、忙しかった。シェイプアップして強くなってきたら、いい馬になります」と評価。木村調教師は「うまく抜け出してくれて良かったです。遅生まれなんで(4月28日)、無事を確認してゆっくり行きたいです」と胸をなで下ろした。
いとこは17年BCクラシックなどG1・6勝を挙げた
ガンランナー。伯父は05年BCクラシックを制したセイント
リアムという良血が、素質の高さを見せつけた。