天皇賞・秋で、またしても「ノーザン
ファーム天栄帰り」が主役になるかもしれない。
近5年で4勝――勝率40%という驚異のデータを誇るこのローテに、今年は
アーバンシックが該当。夏のリフレッシュを経て、舞台は最も力を発揮できる東京コース。データと臨戦過程、すべてがそろった。
近5年の天皇賞・秋は、すべて「ノーザン
ファーム系の放牧帰り馬」が勝利している。
中でも注目すべきは、ノーザン
ファーム天栄帰りの馬。
アーモンドアイ、
イクイノックスという歴代の名馬がこのパターンで頂点に立っており、近5年の成績は【4・1・1・4】。勝率40%、3着内率60%という圧倒的な数字を残している。
今年、この「勝ちパターン」に当てはまるのが
アーバンシックだ。夏場は放牧に出てリフレッシュ。近走ではタフな条件の中でも堅実な走りを見せ、着実に地力をつけてきた。
もともと大きなフットワークで速い上がりを使えるタイプ。広く直線の長い東京コースは、まさにこの馬のストロングポイントを生かせる舞台だ。
天栄での充電を経て、心身ともにベストな状態で迎える秋。データも、臨戦過程も、すべてが後押しする一戦になる。