◆第25回JBCスプリント・Jpn1(11月3日、船橋競馬場・ダート1000メートル、稍重)
ダート競馬の祭典で、快足王決定戦に14頭(JRA6、船橋4、大井3、浦和1)が出走し、大井から参戦した5番人気の
ファーンヒル(牡6歳、大井・荒山勝徳厩舎、父
キンシャサノキセキ)が先手を奪って押し切り、Jpn1初勝利を飾った。笹川翼騎手(大井)は
イグナイターで制した2023年以来、2年ぶりの制覇となった。勝ち時計は58秒8。
同馬はJRA所属時に4勝を挙げ、オープンでも2着2回、3着2回と好走していた。今夏、大井競馬に移籍すると今回と同じ船橋・1000mの習志野きらっとスプリント、アフター5スター賞を制し今回、3連勝で
ビッグタイトル獲得となった。
JRAの
ママコチャ(川田将雅騎手)が1番人気で2着。JRAの
サンライズアムール(松山弘平騎手)が3番人気で3着だった。
笹川翼騎手(
ファーンヒル=1着)「(3連勝でJBCスプリント勝利。今の気持ちは)無事にこの馬にタイトルを取らせることができて、非常にうれしく思っています。本当に厩舎の皆さんのおかげと思っていますので、感謝してもしきれません。
(馬の状態は)抜群でした。いろいろレース前は考えていたのですけど、乗ったら迷わず自信を持って、この馬を信じて乗るだけだなと確信するぐらいいい出来でした。(作戦は)出てから決めようと思っていたのですけど、スタートも決まりましたし、自信はあったので、これでダメならしょうがないという気持ちで。乗りました。
(最後の直線は)長く感じましたね。早くゴール板が来てくれということと、後ろに
ママコチャがずっと見えたので、やっぱり(相手が)速いのかなと考えて追っていたのですけど、この馬が一番速かったです。
(ゴールの瞬間は)うれしいのとホッとしたのとどちらもですけど、JBCという地方競馬の祭典で、地方競馬所属の馬が勝ったのはすごく大事なことですし、その鞍上に僕がいたのは、とても幸せなことだな思いました。
(最後にメッセージを)皆様の応援が力になって、無事1着になることができました。また頑張りたいと思いますので、応援をよろしくお願いします」