◆メルボルンカップ・G1(11月4日、豪州フレ
ミントン競馬場・芝3200メートル、重)
豪州競馬を代表する伝統の長距離G1が行われ、日本から参戦した
シュヴァリエローズ(牡7歳、栗東・清水久詞厩舎、父ディープインパクト)は24頭立ての23着に終わった。5番ゲートからのスタートだったが、出負けして後方から追走。そのまま後方から進め、最後の直線でも追い上げることはできなかった。
同馬は昨秋の京都大賞典で重賞初勝利を飾り、年末のステイヤーズSで重賞を連勝していた。清水久調教師は2019年に豪州G1のコーフィールドCを
メールドグラースで制しており、メルボルンCは6着だった19年の同馬以来、6年ぶりの挑戦だった。
女性ジョッキーのジェイミー・メルハム騎手が騎乗した豪州のハーフユアーズ(セン5歳、T&Cマカヴォイ厩舎、父サンジャン)が最後の直線で抜け出して1着。勝ち時計は3分22秒4で、コーフィールドCに続くG1連勝となった。2着が愛国の
グッディートゥーシューズ(ウェイン・ローダン騎手)。豪州の
ミドルアース(
イーサン・ブラウン騎手)が3着だった。
ダミアン・レーン騎手(
シュヴァリエローズ=23着)「残念な走りになりました。宙に浮くようなスタートになって、位置取りが悪くなってしまった。道中の手応えは良かったけど、途中から手応えがなくなってしまった。この馬のいい時の力を発揮できませんでした」
清水久詞調教師(
シュヴァリエローズ=23着)「想像以上に位置取りが後ろになりました。(レーン騎手とレースプランは)特に話しておらず、今までのレースを見て、いいイメージを持ってもらい、あとは任せますと。心配事はなく順調にレースを迎えることができました。残念な結果に終わりましたが、またチャレンジしたい気持ちが出てきたと感じております」
メルボルンCは賞金総額が1000万豪ドル(約9億7264万円=JRAの2025年海外レート、1豪ドル97・2643円で計算)で、1着賞金は450万豪ドル(約4億3769万円)。日本調教馬は昨年まで12頭が出走し、2006年には
デルタブルース(1着)、
ポップロック(2着)がワンツーフィニッシュ。昨年は
ワープスピードが2着になっている。