◆メルボルンカップ・G1(11月4日、豪州フレ
ミントン競馬場・芝3200メートル、重)
豪州競馬を代表する伝統の長距離G1が24頭立てで行われ、女性ジョッキーのジェイミー・メルハム騎手が騎乗した豪州のハーフユアーズ(セン5歳、T&Cマカヴォイ厩舎、父サンジャン)が最後の直線で抜け出し、G1連勝となった。勝ち時計は3分22秒4。
前走のコーフィールドCでは女性騎手として初めての同レース勝利。メルボルンCでは15年に
プリンスオブペンザンスで勝ったミシェル・ペイン騎手(豪州)に続き、女性騎手として2人目の勝利となった。レース後は涙を流しながら「とにかくこの馬には驚かされてばかり。コーフィールドCに続いて勝てるなんて素晴らしいこと」と、馬上インタビューに答えていた。
2着が愛国の
グッディートゥーシューズ(ウェイン・ローダン騎手)。豪州の
ミドルアース(
イーサン・ブラウン騎手)が3着だった。
日本から参戦した
シュヴァリエローズ(牡7歳、栗東・清水久詞厩舎、父ディープインパクト)は23着に終わった。5番ゲートからのスタートだったが、出負けして後方から追走。そのまま後方から進め、最後の直線でも追い上げることはできなかった。
メルボルンCは賞金総額が1000万豪ドル(約9億7264万円=JRAの2025年海外レート、1豪ドル97・2643円で計算)で、1着賞金は450万豪ドル(約4億3769万円)。日本調教馬は昨年まで12頭が出走し、2006年には
デルタブルース(1着)、
ポップロック(2着)がワンツーフィニッシュ。昨年は
ワープスピードが2着になっている。