「にんじんちょうだい!」アピールする馬たち(左から)ブラストワンピース、ユーキャンスマイル、レインボーライン
北海道苫小牧市のノーザンホースパークでは、日本の競馬史を彩ってきた元競走馬が多数、暮らしている。
ブラストワンピース、
ユーキャンスマイル、
レインボーラインなどの様子について乗馬運営課の田澤直沙美(まさみ)さんに話を聞いた。
同施設の人気イ
ベント「サラブ
レッドガイド」ではまず、
ブラストワンピース、
ユーキャンスマイル、
レインボーラインなどが並ぶ馬房でにんじんをあげる体験から始まる。その際に、「にんじんは等しく1本ずつあげるんですけど、『誰よりも早くもらいたい!』とアピール合戦が始まる」のだという。
レインボーラインは「頭を振って、よだれを垂らすタイプ」というが、一番アピール力がすごいのが
ユーキャンスマイル。頭を大きくぶんぶん振ったり、前方に顔を突き出して大きく口を開け
パクパクしながら顔を傾けたり、上に突き上げたりと全力アピール!「ユーキャンはいつもああいう顔をしています(笑い)」という。
ブラストワンピースはクールな様子を保ったまま。「余裕があるのか。『どうせ俺、もらえるし』という感じ」と、それぞれの個性が出ているようだ。
どの馬も競走馬時代はG1や重賞で活躍したエリートばかりだが、現在ではまた違う一面が見られるかもしれない。