フォーエバーヤング世代でリアルスティール産駒のビダーヤ(カメラ・高橋 由二)
◆第30回武蔵野S・G3(11月15日、東京競馬場・ダート1600メートル)=11月11日、栗東トレセン
偉業達成の“同期”に続きたい。武蔵野S(15日、東京)に出走する
ビダーヤ(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎)は同厩舎の
フォーエバーヤングと同世代で同じ
リアルスティール産駒。BCクラシックを制覇した僚馬に負けじと重賞初制覇を狙う。
前走の東海Sは1番人気で3着。ダート転向後の連勝は「4」で止まったが、夏バテで息が荒れ、調教では攻め切れなかった。敗因ははっきりしている。広岡助手は「放牧で充電してもらいました。前走よりも順調で調教(の本数)も乗れています」と立て直した効果に期待する。
立派な後肢が目を引く馬体はダート界最強馬と同様だ。いずれも直線で突き抜け、2戦2勝と好相性の東京ダート7ハロン戦から1ハロンの延長。砂では初のマイル戦となる。「距離が一番気になるけど、普段からおとなしくて乗りやすい馬です。このメンバーにどれだけ走れるかな」と同助手。上積みを加えた本来の姿で、重賞の壁に立ち向かう。(松ケ下 純平)