今週の土曜日は、京都競馬場でデイリー杯2歳ステークス(GII・芝1600m)が行われます。
12年以降の京都芝1600mで開催されたデイリー杯2歳S(計10レース)では、前走で右回りに出走していた馬が9勝2着9回3着8回と圧倒的な成績を残しています。データ対象のデイリー杯2歳Sの舞台である京都は右回りですので、前走で同じ回りのコースを経験していることが大きな強みになっていると考えられます。
一方、前走が左回りだった馬は1勝2着1回3着2回。馬券に絡むチャンスはゼロではありませんが、前走で右回りに使われていた馬よりも勝率や連対率、複勝率は低くなっています。また、単勝や複勝の回収率も低調な数値となっていますので、過去の傾向を重視するならば、今年のデイリー杯2歳Sも前走で右回りに出走していた馬を主軸に据えるべきと言えるかもしれません。
「人気馬を素直に信頼して良いかわからない」、「穴をあけそうな人気薄の馬が知りたい」。そんな時に役立つのが、ケシウマの予想バイブル『
パーフェクト消去法』です。過去のデータから導き出した消去法で、あなたの馬券検討をサポートします。
昨年のデイリー杯2歳Sでは【残った馬】の
ランフォーヴァウが優勝し、3着は
ダイシンラー。さらに2着は【注目の穴馬】として取り上げた
ドラゴンブーストが入線。このレースは消しデータに当てはまらなかった馬が先述した3頭のみ。少数精鋭で上位を独占する結果を残しています!
今週もケシウマの【残った馬】&【注目の穴馬】にご期待ください!
ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。
【条件】
前走東京に出走
[0-0-0-8]複勝率0%
該当馬:
アドマイヤクワッズ、
ガリレア※特に言及のない限り、データは12年以降の京都芝1600mで開催されたデイリー杯2歳S(計10レース)を対象にしています。
上位人気が予想される
アドマイヤクワッズが該当しました。
前走で左回りに出走していた馬の中でも、特に不振なのが東京に使われていた馬です。データ対象のデイリー杯2歳Sでの前走東京組は8頭が出走しすべて馬券圏外となっています。
京都と東京は左右の回りが違うことに加えて、レースの流れなどにも大きな違いがあるのでしょう。そのため、前走で東京に使われていた馬はその時の経験が生かせず、結果的に苦戦する傾向になっていると考えられます。
該当馬に挙げた
アドマイヤクワッズの前走は東京で行われた新馬戦に出走。勝利している点は評価できますが、対戦相手のその後を見ると現状ではレベルが低いように思えます。前走はスローの上がり勝負を差し切っている内容が評価されて、今回も人気の一角になるのでしょうが、その時とはメンバーレベルが違うため、前回の結果を鵜吞みにするのは少々危険かもしれません。
また、本馬の父
リアルスティールの産駒がデイリー杯2歳Sと同じ舞台である京都外回りの芝1600mで苦戦していることも気になるところです。これまで
リアルスティール産駒は京都外回りの芝1600mに16回出走していますが、2着3回のみとなっています。連対率や複勝回収率なども低調な成績となっていますので、条件に対する適性にも不安を感じます。
今回は過去の傾向や血統面など不安材料がありますし、人気ほどの信頼はしづらい印象のある1頭と言えます。配当妙味を重視するならば、本馬の評価を思い切って下げることも一考したいところです。
はたして、ケシウマはどんな消去データを提示してくるのか。重賞レースの参考として、公開中の『
パーフェクト消去法』を是非お役立てください。