24年の新潟記念を制した
シンリョクカ(牝5歳、美浦・竹内正洋厩舎、父
サトノダイヤモンド)が、引退することが分かった。11月19日、竹内調教師が美浦トレセンで明かした。
22年10月に新馬戦を制すると、続くG1の阪神JFで
リバティアイランドの2着と好走。24年には牡馬相手に新潟記念を勝利し、主戦の木幡初也騎手に初の重賞タイトルをもたらした。16日のエリザベス女王杯13着がラストランとなった。
トレーナーは「エリ女でいい結果が出れば有馬記念という話もありましたが、繁殖の仕事もありますから」と決断の理由を説明。「2歳の頃から動きも良く、大けが(24年の福島牝馬Sで転倒しキ甲を骨折)を乗り越えて重賞も勝ってくれて、色々経験させてくれました」と感謝を述べ、「同世代に(同じ馬主、生産者の)
ギョウネンという馬がいたのですが、競走中の事故で予後不良になってしまって(24年6月)帰すことができなかったので、その分も絶対に無事に帰したいと思っていました。また子どもに携われたらうれしいですね」と語った。