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【マイルCS・理貴が見た】3度目の栗東滞在で高強度の調整消化 アスコリピチェーノ直前も攻めた

2025年11月19日 18:30

CWコースで併せ馬を消化したアスコリピチェーノ

◆第42回マイルCS・G1(11月23日、京都競馬場・芝1600メートル)追い切り=11月19日、栗東トレセン

 ラスト1ハロンのフットワークに全てが詰まっていた。アスコリピチェーノ(美浦・黒岩陽一厩舎、父ダイワメジャー)はCWコースで3週連続となる併せ馬。ブルーマエストロ(3歳2勝クラス)を2馬身半追走すると、コーナー過ぎから手綱を動かしてしっかりと合図を送り、6ハロン80秒4―11秒2で頭差先着した。突き放すような派手なパフォーマンスではないが、直線で見せたパワフルな四肢の回転は、調整の順調さを語るには十分だった。

 「しっかりやりつつも、週末に疲れを残さないように。ぱっと見て遅そうに見えたが、楽な走りのなかでも時計を出すことができていた。非常に先週からの上昇度も見てとれた」と黒岩調教師。馬体の成長に伴って体重が増えやすくなった点を考慮し、直前まで念入りに攻めた。

 フランス遠征後は現地に1週間滞在して疲れを取ってから放牧へ。先月29日に美浦に帰厩し、翌日に栗東へ移動した。阪神JF、桜花賞に続く3度目の滞在調整。「2歳の時からこちらで調整しているし、これまでの過程からも不安なく調整できている」と慣れたものだ。2歳女王に輝き、桜の舞台では2着と結果を出した経験が、追い切り日以外も坂路を2本駆け上がるなど、強度の高いトレーニングを可能にしている。

 2走前のヴィクトリアマイルは4角15番手から大外一気でG12勝目を挙げた。国内のマイル戦は4勝2着2回とオール連対を継続中。「京都は初めてだが、状態、現在の充実度からいい走りをお見せできると思う」と指揮官は自信を見せる。秋G1は秋華賞のエンブロイダリー、菊花賞のエネルジコと滞在した関東馬が2度勝利。中間の順調さから、ますます怖い存在になってきた。(山本 理貴)

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