美浦Wの3頭併せで上々の動きを披露したマスカレードボール(右)=撮影・持木克友
「
ジャパンC・G1」(30日、東京)
天皇賞・秋でG1初制覇を果たした
マスカレードボールは19日、厩舎所属の嶋田(レースはルメール)を背に美浦Wへ登場。先行する
フィーリウス(3歳2勝クラス)、
ツルマウカタチ(4歳2勝クラス)を前に見ながらコーナーワークで内に潜り込むと、スムーズに加速して6F82秒0-37秒3-11秒3をマークした。
最後は先に抜け出した
フィーリウスと馬体を並べてゴールへ。鞍上は「間隔が短い分、馬場入りの際の
テンションが少し高めでしたが、走りだせば大丈夫でした。久々に下(コース)で乗りましたが、動きは良かったですし、しまいの反応も上々。もう少し良くなりそうな感じがします」と内容に及第点を与えた。
見届けた手塚久師は「無事に追い切りができて良かったです」と安どの表情。ただ、本番まで気は抜けない。「動きはいつもいいのでね。けさは全体的に時計が速かったので、精神的にイライラしなければ。一回使って体に張りは出てきた。肉体的な上積みはあると思います」。日々の状態を見極め、さらなる頂へと歩を進める。