2歳新馬に出走予定のフクシマエクラ(ユーザー提供:エクワインレーシングさん)
トウカイテイオーの唯一の後継種牡馬となる
クワイトファイン産駒の
フクシマエクラ(牝2、美浦・的場均厩舎)が、月曜東京6Rの2歳新馬(芝1600m)でデビューする。
フクシマエクラは父
クワイトファイン、母ガレットデロワ、母の父
エピファネイアの血統。注目してほしいのは父である。現役時代は地方で142戦6勝。トウカイテイオー産駒ということもあり種牡馬入りを目指してクラウドファンディングが組まれた。その甲斐もあり20年からスタッドインした、産駒はこれまでに地方で4頭が走って未勝利。種牡馬としての初勝利を見ることなく、今年9月19日にこの世を去った。
一方の母系は優秀で、曾祖母は重賞6勝の
ブロードアピール。近親の
ワグネリアンは18年の日本ダービー、
マリアエレーナは22年の小倉記念を制している。
ここまで坂路中心に乗り込まれてきた。攻め本数は多くなく、目立った時計は出ていないが注目度は抜群。今後に向けて収穫のあるデビュー戦としたい。