京都芝コースを単走で追いきるドックランズ(撮影・中辻颯太)
京都競馬場で調整する英国馬
ドックランズがメンバー唯一の木曜追い。午前7時の開門直後、芝コースに入った。最初の1周はゆったり歩いて体をほぐし、2周目の2角過ぎから走り出した。外回りコースの坂の頂上から下りにかけて
スピードに乗り、グンと加速。直線は雄大な脚さばきで駆け抜け、持ったままの手応えでゴール。時計は6F78秒2〜1F11秒6を刻んだ。
追い切りを見守ったユースタス師は「最初の3Fは力強く加速して、残りの2Fもナイスな走り。凄くうまくいった。レースで最高の走りができる状態にあると思う」と笑みを浮かべる。15日に京都競馬場に到着。「元気がいいし居心地が良くて落ち着きがある」と順調ぶりをアピールした。
6月に
アスコット競馬場で行われた
クイーンアンSでG1初制覇。「タフなレースにはなったが、いい内容で勝つことができた」と振り返る。日本の馬場への適性については「好走した
アスコットも馬場は速かったし、合っていると思って参戦を決めた。日曜はいいレースになると確信しているよ」と力を込めた。狙い澄ました遠征で外国馬初の当レースVに挑む。