◆第42回マイルCS・G1(11月23日、京都競馬場・芝1600メートル、良)
G1馬6頭などトップマイラーがそろった一戦は18頭立てで争われ、唯一の3歳馬で9番人気の
マジックサンズ(牡3歳、栗東・須貝尚介厩舎、父
キズナ)は8着に終わった。武豊騎手は13年
トーセンラー以来、同レース3勝目を狙ったが、来年以降に持ち越しとなった。
5月のNHKマイルCで2着に入った同馬は、前走の富士S・G2に出走。武豊騎手騎乗もあって2番人気に支持されたが、10着に終わった。今回、継続騎乗でG1初制覇、2022年の
セリフォス以来7頭目の3歳馬勝利を目指したが、年長馬の壁に再びはね返された。
勝ったのは1番人気の
ジャンタルマンタル(川田将雅騎手)で、勝ちタイムの1分31秒3は14年に
ダノンシャークがマークした1分31秒5を更新するレースレコードで、18年4月の読売マイラーズC(京都)での
サングレーザーと並ぶコースレコードタイだった。
2着は4番人気の
ガイアフォース(横山武史騎手)、3着は15番人気の
ウォーターリヒト(高杉吏麒騎手)が入った。
武豊騎手(
マジックサンズ=8着)「折り合いに専念する競馬で、うまく折り合ってリズム良く運べました。ラストはこの馬なりに伸びているし、今後が楽しみです」
ザーラ騎手(
ドックランズ=9着)「しっかり
ドックランズはやってくれました。速く出た馬が多くて、ポジションは後ろの方になったけど、落ち着いて運べました。自分としては、しっかり走ってくれたと思います」
木村調教師(
チェルヴィニア=10着)「しっかり頑張ってくれました。調教が結果的に間違っていたと言うことです。責任を感じています」
団野大成騎手(
トウシンマカオ=11着)「一歩目が良くて、
スピードの乗りも良かった。少し行き過ぎたのもあるけど、1600メートルは長かった。1400メートルぐらいなら頑張れそうです」
ダミアン・レーン騎手(
レーベンスティール=12着)「このクラスの1600メートルではスタートしてからの追走が忙しかった。ポジションをとってからリズム、手応えは良かったですが、後ろのポジションになりましたし、直線もシャープに動けなかった」
藤岡佑介騎手(
カンチェンジュンガ=13着)「初めての距離で上手に走れましたが、今日の流れで後ろからでは厳しかった」
坂井瑠星騎手(
シャンパンカラー=14着)「いいスタートを切れましたし、最後まで頑張ってくれたと思います」
岩田康誠騎手(
ロングラン=15着)「それなりに脚は使っているけど周りがね。G1の壁かなという感じ」
岩田望来騎手(
ラヴァンダ=16着)「うまく競馬をしてくれました。相手は強かったですが、これからの馬。改めてですね」
松山弘平騎手(
ウインマーベル=18着)「ここまで負ける馬ではないと思うんですが…。マイルのぶん、前半は無理をしていないので、もう少し脚を使えてもと思います」