<京都・11R マイルCS>レースを制したジャンタルマンタル(左)=撮影・中辻 颯太
◇第42回マイルチャンピオンシップ(2025年11月23日 京都競馬場)
3歳から7歳の各世代の精鋭が京都芝1600メートルに集ってマイルの頂点を争うG1「マイルチャンピオンシップ」は単勝1番人気の
ジャンタルマンタルが制し、朝日杯FS、NHKマイルC、安田記念に続く4つ目のG1制覇を飾った。京都は3戦3勝。激戦の中、2着には4番人気の
ガイアフォース、3着には15番人気の
ウォーターリヒトが入った。
中央と地方で通算4464勝の元ジョッキー・安藤勝己氏(65)がレース後、自身のX(旧ツイッター)を更新。「
ジャンタルマンタル。このカテゴリーでは隙がないね。
トウシンマカオが飛ばしてくれたことでより盤石な展開になった。やっぱり富士Sの本番を見据えた競馬が偉業に繋がっとる」とV馬を称賛。「
ガイアフォースも内容ある2着で立派。
ソウルラッシュは自分の時計は走っとる。
アスコリピチェーノは海外帰りの影響やね」と激戦だった2着以降、そして人気馬について総評した。
ジャンタルマンタルの完勝だった。好スタートで3番手につけると、逃げる
トウシンマカオを追走。好位で最終コーナーに入ると、川田の合図とともに点火。後続を一気に突き放し、最後まで危なげないレースで春秋マイルG1を制した。レース後、川田は「チャンピオンであることを証明できてホッとしました」と気持ち良さそうに汗を拭った。
▼マイルCS
グレード制導入の1984年に創設。同年と翌年をニホンピロウイナーが連覇し、マイル王者かくあるべしが印象づけられた。ダイタクヘリオス、タイキシャトル、デュランダル、ダイワメジャー、
グランアレグリアが連覇を達成。