東京競馬場で調整を続けるカランダガンとグラファール師(右)(撮影・郡司 修)
ジャパンC(30日、東京芝2400メートル)に東京競馬場で調整を続けるフランスの
カランダガン(セン4=F・
グラファール、父
グレンイーグルス)は26日、国内厩舎内追馬場で軽く体を動かしてからダートコースへ。キャンター左回りで1周半した。
稽古をつけたジェレミー・ロベル助手は「レースに向けて馬の
テンションを高めるために今朝は速めのキャンター。調教師も馬の状態は素晴らしく、動きも柔らかいと評価していました」と笑顔。「今朝、芝コースを歩いた調教師によると“軽い状態”とのこと。明日は芝コースで、この馬の持っている力の70〜75%くらいで追う予定です」と27日の最終追い切りを見据えた。
夏のサンクルー大賞、キングジョージ6世&クイーンエリザベスSに続き、10月18日の英チャンピオンSを制し、G1・3連勝中で最新の世界ランク単独首位のレーティングを誇る実力馬。来日後、環境の変化に戸惑う様子もなく、順調に稽古を積んでいる。
ジャパンCは「世界に通用する強い馬づくり」をス
ローガンに1981年に創設された。外国馬Vなら05年アルカセット以来、20年ぶり15度目となる。
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ジャパンC調教国別勝利数 日本30勝(84年カツラギエースが初勝利、直近は24年
ドウデュース)、米国4勝(81年
メアジードーツ、82年
ハーフアイスト、88年ペイザバトラー、91年ゴールデンフェザント)、英国4勝(86年
ジュピターアイランド、96年シングスピール、97年ピルサドスキー、05年アルカセット)、フランス1勝(87年
ルグロリュー)、アイルランド1勝(83年
スタネーラ)、ドイツ1勝(95年ランド)、イ
タリア1勝(02年ファルブラヴ)、
オーストラリア1勝(90年
ベタールースンアップ)、ニュージーランド1勝(89年
ホーリックス)