JRAは26日、3冠牝馬で史上初めて
ジャパンC連覇を果たしたG1・7勝馬
ジェンティルドンナが、25日に死んだと発表した。16歳だった。今年に入って体調を崩すことが増え、繁殖牝馬を引退して牧場で余生を過ごしていたが、症状が悪化。25日に立てなくなり、天国へと旅立った。
(有)サンデーレーシング代表取締役でノーザン
ファーム副代表の吉田俊介氏は「数々の偉業を成し遂げ、母としても(22年エリザベス女王杯覇者)
ジェラルディーナを送り出し、本当に素晴らしい馬でした。寂しい限りですが、安らかに眠ってほしいと思います」と悼んだ。現役時代に管理した石坂正元調教師は「早いよね。今週は
ジャパンCやし、クラシック、有馬記念と、折に触れて思い出す馬でした。競走馬の宿命とはいえ、命を削って走ってくれていたんだと思う。あとは長生きだけしてほしいと願っていたけど…。寂しいし、残念としか言いようがないです」と別れを惜しんだ。
同馬は12年に史上4頭目の牝馬3冠を達成し、同年と13年の
ジャパンCを連覇。14年のドバイシーマC、ラストランの有馬記念を制するなど、G1を7勝した。12、14年の年度代表馬に輝き、16年には顕彰馬にも選定された。