中京に舞台を移してからの14年以降で牝馬の参戦は延べ8頭。頭数こそ少ないが、15年に
サンビスタが12番人気でV。他にも18年に
アンジュデジールが9番人気4着で存在感を示している。今年は2頭がエントリー。目立つのは前走みやこSでレコードVを飾った7戦6勝の
ダブルハートボンドだろうが、同じ4歳馬の
テンカジョウも侮れない。
キャリア12戦で複勝率100%。交流Jpn1のJBCレディスクラシックでも昨年3着、前走2着で負けて強しの内容だった。ゲートに課題は残るが牝馬らしい切れ味でしまいは確実に伸びてくる。粗削りな面を残しつつも安定感があり、担当の太田助手は「以前は手前を替えるのが上手じゃなかったんです。トモが緩かったけど今はそれが改善されてきました」と目を見張る成長力だ。
今年初戦のクイーン賞3着以来、6走ぶりに国分優とコンビを組む。鞍上はデビュー7戦で手綱を取り、持ち味を熟知している。CWコースの1週前追いで久々に稽古をつけて「
バランスが良くなりました。最近は体重が増えてきたし、状態も良さそうに感じました」と上々の感触。「枠は内に越したことはないですが、リズム重視になると思います。いい結果を残せたら」と一発を狙っている。