新馬、野路菊Sと連勝中のアランカール(栗東・斉藤崇史厩舎)。次走は阪神ジュベナイルフィリーズ(12月14日・阪神芝1600m)への出走を予定しており、今朝3日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。

　北村友一騎手が騎乗して、CWでの3頭併せ。先頭が古馬1勝クラス、それに新馬のアルジェンテーラが続き、最後方から追走。向正面で先頭との差は3馬身ほどだったが、遅いペースに行きたがる様子もなく、折り合って走ることができていた。

　3コーナーを過ぎたところから、ようやくペースが速くなるが、それにもきっちり対応して、最後の直線は加速できる態勢をきっちり整えて最内から前に並びかけていく。前2頭は追って一杯という感じもあったが、こちらは持ったまま。ゴールでは新馬に半馬身ほど先着、古馬1勝クラスには1馬身以上の差をつけた。

　時計は6F85.1〜5F68.9〜4F53.0〜3F36.8〜2F22.5〜1F11.0秒。一気にラップが速くなるところでもスムーズに加速できたところが仕上がりの良さを感じさせるし、持ち味である瞬発力はより磨きがかかった状態という感じがする。

(取材・文：井内利彰)