チャンピオンズC2025に出走予定のメイショウハリオ(撮影:高橋正和)
武豊騎手が
メイショウハリオ(牡8、栗東・岡田稲男厩舎)で、チャンピオンズカップ(3歳上・GI・ダ1800m)の18年ぶり5勝目を狙う。
武豊騎手は前身のジャパンCダート時代も含め、これまでチャンピオンズCに22回騎乗している。01年にクロフネで初制覇。04年のタイムパラドックス、05年の
カネヒキリで連覇を果たすと、07年に
ヴァーミリアンで4勝目を手にした。これはC.ルメール騎手、M.デムーロ騎手、坂井瑠星騎手、藤田伸二元騎手の2勝を抑え、単独トップの数字だ。しかし、レース名がチャンピオンズCに変更となって以降は9回騎乗して未勝利。16年の
アウォーディーでの2着が最高着順となっている。
今年のパートナーは
メイショウハリオだ。22年と23年の帝王賞、23年のかしわ記念、そして今年の川崎記念の覇者。8歳の暮れを迎えたが、前走のJBCクラシックでも2着に食い込んだように、まだまだ衰えはない。主戦の浜中俊騎手が落馬によるケガで休養中のため、武豊騎手は今回が初騎乗。それだけに腕の見せどころといえるだろう。
面白いデータもある。JRAのGIを84勝している武豊騎手だが、テン乗りでは6勝のみ。ここで勝てば07年の天皇賞(秋)のメイショウサムソン以来、18年ぶりとなる初騎乗でのGI制覇となるのだ。同時に前身のジャパンCダート時代を含めて18年ぶり、そしてレース名がチャンピオンズCとなって以降では初の戴冠となるか。そういった視点でも注目の一戦となる。
【武豊騎手の初騎乗でのJRA・GI制覇】
・89年天皇賞(春)…イナリワン
・90年安田記念…オグリキャップ
・98年桜花賞…
ファレノプシス・01年NHKマイルC…クロフネ
・02年スプリンターズS…
ビリーヴ・07年天皇賞(秋)…メイショウサムソン