米2冠馬ビッグブラウン、故障で引退

2008年10月14日 12:00

 今年の米2冠馬ビッグブラウン Big Brown(牡3、米・R.デュトロウJr.厩舎)が、現地時間13日に米・アケダクト競馬場の芝コースで行われた調教後、右前脚に故障を発生。全治に2〜3か月を要すると診断されたため、このまま引退することが決まった。既に総額5000万ドル(約51億円)以上とも言われるシンジケートが組まれており、来年から米・ケンタッキー州のスリーチムニーズファームで種牡馬入りする予定。

 ビッグブラウンは、父Boundary、母Mien(その父Nureyev)という血統の米国産馬。昨年9月のデビューから無傷の5連勝でケンタッキーダービー(米G1)、プリークネスS(米G1)の2冠を制覇。3冠のかかったベルモントS(米G1)では、好位追走から失速して競走を中止したが、続くハスケル招待H(米G1)でG1・4勝目をマークし、現地時間9月13日に米・モンマスパーク競馬場で行われた特別戦・モンマスS(3歳上、芝9f)を快勝。10月25日にサンタアニタパーク競馬場で行われるBCクラシック(米G1)に出走する予定だった。通算成績8戦7勝(重賞4勝)。

 なお、BCクラシック(米G1)には昨年の覇者で、今年のドバイワールドC(首G1)を圧勝したカーリン Curlin(牡4、米・S.アスムッセン厩舎)や、日本のカジノドライヴ(牡3、美浦・藤沢和雄厩舎)が出走を予定。ビッグブラウンはカーリンに並ぶ有力馬と目され、2頭の対決が大きな注目を集めていた。

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