<第69回関西スポーツ表彰式>団体賞を受賞した矢作芳人師(左)と坂井瑠星(撮影・後藤 大輝)
関西運動記者クラブが25年度に活躍した選手、団体など称える「第69回関西スポーツ賞」の表彰式が23日、大阪市内のホテルで開催され、競馬界から矢作芳人師(64)、坂井瑠星騎手(28)が出席した。
今年は
フォーエバーヤング(牡4、父
リアルスティール)でサウジCを制し、秋は米BCクラシックで日本調教馬初勝利を成し遂げた。
矢作師は「歴史のある賞を頂き、光栄です。競馬界から武豊君以外は取れない賞だと思っていました。
フォーエバーヤングをはじめ馬たち、応援してくださった全ての方に感謝しています。今後も矢作厩舎、坂井瑠星、
フォーエバーヤングの応援をよろしくお願いします」と笑みを浮かべ、坂井は「
フォーエバーヤングを連れてくることができず申し訳ありません」と場を和ませ「師匠・矢作先生と伝統ある賞を頂き、うれしく思います」と感謝した。
師弟タッグで臨む有馬記念(28日、中山芝2500メートル)は
フォーエバーヤングと同世代の僚馬
シンエンペラー(牡4、父
シユーニ)で参戦する。矢作師は「今年は日本の成績が良くなかったので最後に大きなインパクトを残したい」と意気込みを口にし、坂井は「ザ・
ロイヤルファミリーもあって例年以上に注目されると思いますので、いい結果を残したい」と力を込めた。
今年の競馬界に話題を提供した藤田晋オーナー&矢作師&坂井のトリオが暮れの中山を盛り上げる。