BCクラシック、カジノドライヴ敗れる

2008年10月26日 07:45

 現地時間25日、米・サンタアニタパーク競馬場で行われたBCクラシック(3歳上、米G1・オールウェザー10f、12頭立て)に、日本のカジノドライヴ(牡3、美浦・藤沢和雄厩舎)がV.エスピノーザ騎手騎乗の4番人気で出走。スタートから先手を取る積極的な競馬を見せたが、4角で後続馬に一気に詰め寄られ、直線では伸びを欠いて最下位12着に敗れた。

 勝ったのはL.デットーリ騎手騎乗の6番人気レイヴンズパス Raven's Pass(牡3、英・J.ゴスデン厩舎)。ヘンリーザナヴィゲーター Henrythenavigatorに1.3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分59秒27(良)のトラックレコード。さらに3/4馬身差の3着にはティアゴ Tiagoが入り、圧倒的1番人気に推された昨年の覇者カーリン Curlinは直線で一旦先頭に立つも4着に敗れている。

 勝ったレイヴンズパスは、父Elusive Quality、母Ascutney(その父Lord at War)という血統の米国産馬。昨年7月のデビューから3連勝でソラリオS(英G3)を制し重賞初制覇。その後はセントジェイムズパレスS(英G1)、サセックスS(英G1)でいずれもヘンリーザナヴィゲーターの2着に敗れるなどG1で惜敗が続いていたが、前走のクイーンエリザベス2世S(英G1)で悲願のG1初制覇。これまでマイル戦までしか距離経験がなく、今回が初のオールウェザートラックでのレースだった。通算成績12戦6勝(重賞4勝)。

 鞍上のデットーリ騎手、管理するゴスデン調教師ともにBCクラシックは初制覇。米国調教馬以外のBCクラシック制覇は93年アルカング(仏)以来2頭目となる。

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