11日、京都競馬場で行われた第43回シンザン記念(3歳、GIII・芝1600m)は、角田晃一騎手騎乗の2番人気{horse=2006104938:アントニオバローズ}(牡3、栗東・武田博厩舎)が、道中は離れた3番手を追走。直線での競り合いから抜け出すと、12番人気ダブルウェッジにクビ差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分35秒3(良)。さらに2馬身差の3着には10番人気トップカミングが入り、2番手を追走した1番人気ミッキーパンプキンは4着に敗れた。
勝ったアントニオバローズは、父マンハッタンカフェ、母リトルアロー(その父Kingmambo)という血統。07年HBAセレクションセール1歳にて1470万円(税抜)で落札されている。
昨年8月のデビュー戦(小倉・芝1800m)は2着に敗れたが、12月20日の前走(阪神・芝1400m)を制し、2戦目で初勝利を挙げていた。通算成績3戦2勝(重賞1勝)。
鞍上の角田晃一騎手はクワイエットデイで制した昨年の平安S(GIII)以来のJRA重賞制覇で通算37勝目。騎手時代にシンザンに騎乗(4戦3勝)していた武田博調教師は、ワンダフルデイズで制した03年クリスタルC(GIII)以来のJRA重賞制覇で、通算4勝目となった。