25日、中山競馬場で行われた第50回AJCC(4歳上、GII・芝2200m)は、横山典弘騎手騎乗の4番人気{horse=2003107368:ネヴァブション}(牡6、美浦・伊藤正徳厩舎)が、道中は3番手を追走。直線半ばで抜け出すと、2番人気エアシェイディに2.1/2馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは2分13秒9(良)。さらにクビ差の3着には7番人気トウショウシロッコが入った。1番人気のドリームジャーニーは後方追走から伸びず、8着に敗れている。
勝ったネヴァブションは、父マーベラスサンデー、母パールネツクレース(その父Mill Reef)という血統。05年11月にデビュー3戦目で初勝利を挙げると、中距離戦線で勝ち星を重ね、3連勝で07年日経賞(GII)を制して重賞初制覇。その後は勝ち星こそ挙げていないものの、2走前のジャパンC(GI)では逃げて勝ち馬から0.5秒差の7着、前走の中山金杯(GIII)でも5着に入っていた。通算成績27戦7勝(重賞2勝)。
鞍上の横山典弘騎手は昨年のラジオNIKKEI杯2歳S(GIII、ロジユニヴァース)に続くJRA重賞制覇で通算107勝目。管理する伊藤正徳調教師は昨年のAJCC(エアシェイディ)以来となるJRA重賞制覇で通算21勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。