15日、京都競馬場で行われた第49回きさらぎ賞(3歳、GIII・芝1800m)は、武豊騎手騎乗の1番人気{horse=2006102923:リーチザクラウン}(牡3、栗東・橋口弘次郎厩舎)が、スタートから押し出されるように先頭に立つと、道中はマイペースの逃げを展開。直線に向いて後続との差を広げ、2番人気リクエストソングに3.1/2馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分48秒9(良)。さらに1.3/4馬身差の3着には10頭立ての最低人気エンブリオが入った。
勝ったリーチザクラウンは、父が98年のきさらぎ賞勝ち馬で後にGI・4勝を挙げたスペシャルウィーク、母はJRA1勝のクラウンピース(その父Seattle Slew)という血統。昨年10月のデビュー戦(京都・芝1800m)はアンライバルドの2着に敗れたが、続く未勝利戦(京都・芝1800m)を大差で圧勝して初勝利。千両賞(500万下)快勝から臨んだ前走のラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)では単勝1.3倍の圧倒的人気に推されるもロジユニヴァースの2着に敗れており、今回が重賞初制覇となった。通算成績5戦3勝(重賞1勝)。
鞍上の武豊騎手は京都牝馬S(GIII、チェレブリタ)、共同通信杯(GIII、ブレイクランアウト)に続く3週連続のJRA重賞制覇で今年3勝目、通算257勝目。管理する橋口弘次郎調教師はスリープレスナイトで制したスプリンターズS(GI)以来のJRA重賞制覇で、通算72勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。