15日、阪神競馬場で行われた第43回フィリーズレビュー(3歳牝、GII・芝1400m)は、藤岡佑介騎手騎乗の6番人気{horse=2006103025:ワンカラット}(牝3、栗東・藤岡健一厩舎)が、好位追走から直線で最内を突いて抜け出すと、3番人気アイアムカミノマゴに1.1/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分22秒4(良)。さらに1.1/2馬身差の3着には15番人気レディルージュが入った。なお、上位3頭には桜花賞(GI)への優先出走権が与えられる。また、単勝1.6倍の圧倒的1番人気に推されたミクロコスモスは後方追走から追い上げるも4着に敗れている。
勝ったワンカラットは、父ファルブラヴ、母がペネロープ賞(仏G3)勝ち馬のバルドウィナ(その父Pistolet Bleu)という血統。昨年8月のデビュー戦(小倉・芝1200m)を勝利で飾ると、その後も小倉2歳S(GIII)5着、ファンタジーS(GIII)2着など重賞で善戦。今回が阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)12着以来、約3か月ぶりのレースだった。通算成績6戦2勝(重賞1勝)。
鞍上の藤岡佑介騎手はスーパーホーネットで制した昨年の毎日王冠(GII)以来となるJRA重賞制覇で通算13勝目。管理する藤岡健一調教師はタマモサポートで制した京都金杯(GIII)に続く今年のJRA重賞2勝目で、通算では5勝目となった。
また、02年のジャパンC(GI)勝ち馬ファルブラヴは、これが産駒のJRA重賞初制覇となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。