JRAは20日、栗東トレーニングセンター所属の安田伊佐夫調教師が同日に死去したと発表した。64歳だった。
安田伊佐夫(やすだ いさお)調教師は、44年11月22日生まれ、宮崎県出身。63年に騎手としてデビューし、タニノムーティエとのコンビで70年皐月賞、日本ダービーを制覇。2983戦342勝の成績を残して79年に調教師免許を取得した。主な管理馬には01年宝塚記念(GI)を制したメイショウドトウや、重賞2勝のファストタテヤマなどがおり、JRA重賞はGI・1勝を含む25勝をマーク。20日に高知競馬場で行われた黒船賞(交流GIII)には管理馬のヴァンクルタテヤマが出走(10着)しており、これが最後の出走馬となった。通算成績はJRA5032戦487勝、地方57戦10勝。
なお、安田師の死去に伴い、ヴァンクルタテヤマやメイショウトウコンなどの管理馬全29頭は21日付で栗東・武田博厩舎へ転厩する。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。