現地時間27日、米・ベルモントパーク競馬場で行われたマザーグースS(3歳牝、米G1・ダート9f、3頭立て)は、C.ボレル騎手騎乗の圧倒的1番人気レイチェルアレクサンドラ Rachel Alexandra(牝3、米・S.アスムッセン厩舎)が、最後方追走から4角手前で先頭に立つと、直線では後続を突き放し、マリブプレイヤー Malibu Prayerに19.1/4馬身差をつけ圧勝した。勝ちタイムは1分46秒33(良)のレースレコード。さらに12.1/4馬身差の3着にフラッシング Flashingが入った。
勝ったレイチェルアレクサンドラは、父Medaglia d'Oro、母Lotta Kim(その父Roar)という血統の米国産馬。昨年5月にデビューし、2戦目で初勝利。11月のゴールデンロッドS(米G2)で重賞初制覇を果たすと、フェアグラウンズオークス(米G2)、ファンタジーS(米G2)も制し、ケンタッキーオークス(米G1)はレース史上最大着差となる20.1/4馬身差をつけて圧勝。前走のプリークネス(米G1)では、牝馬として85年ぶり5頭目となる同レース制覇の快挙を果たしていた。通算成績12戦9勝(重賞6勝)。