5日、札幌競馬場で行われたサマースプリントシリーズ第1戦・第16回函館スプリントS(3歳上、GIII・芝1200m)は、熊沢重文騎手騎乗の1番人気{horse=2006103499:グランプリエンゼル}(牝3、栗東・矢作芳人厩舎)が、好位追走から直線では馬場の真ん中を力強く伸び、8番人気タニノマティーニに1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分08秒5(良)。アタマ差の3位に入線した2番人気エーシンエフダンズは8着に降着となり、12番人気ブラックバースピンが3着に繰り上がりとなっている。
勝ったグランプリエンゼルは、父アグネスデジタル、母がJRA2勝のアンダンテ(その父サンデーサイレンス)という血統。昨年7月にデビューし、3戦目(札幌・芝1200m)で初勝利。サフラン賞(500万下)12着、寒桜賞(500万下)9着と昇級後2戦は苦戦が続いたが、3歳500万下(阪神・ダート1200m)、橘S(OP・芝1200m)を連勝。前走のNHKマイルC(GI)は13番人気ながら3着と好走していた。通算成績9戦4勝(重賞1勝)。
鞍上の熊沢重文騎手は、テイエムプリキュアで制した05年阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)以来、約3年8か月ぶりのJRA重賞制覇。管理する矢作芳人調教師は、スーパーホーネットで制したマイラーズC(GII)以来となる重賞制覇で今年2勝目、通算6勝目。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。