15日、川崎競馬場で行われた第13回スパー
キングレディーC(3歳上牝、交流GIII・ダート1600m、1着賞金2500万円)は、岩田康誠騎手騎乗の1番人気(単勝1.4倍)
ラヴェリータ(牝3、栗東・松元茂樹厩舎)が好位追走から、逃げ粘る4番人気
クィーンオブキネマをゴール直前で交わし、同馬に3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分39秒7(良)。さらに4馬身差の3着に2番人気
メイショウバトラーが入った。
勝った
ラヴェリータは、父Unbridled's Song、母Go Classic(その父Gone West)という血統の米国産馬。07年キーンランド・セプテンバー・
イヤリングセールにて32万ドルで落札されている。
昨年7月にデビューし、初ダートとなった3戦目(京都・ダート1400m)を快勝すると、続くポインセチア賞(500万下、阪神・ダート1400m)をレコードで制して2連勝。前走の関東オークス(交流GII)を5馬身差で圧勝してここに臨んでいた。通算成績9戦5勝(うち地方2戦2勝、重賞2勝)。
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ラヴェリータ・岩田康誠騎手】
「前走で2100mを使ったのでズブさを見せましたがやはり強いですね。今日は勝つために来ました。これからも頑張りますので応援よろしくお願いします」
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ラヴェリータ・前田幸治オーナー】
「着差以上に強かった。この馬のいいところはムキにならないところ。今後もダート路線を進む予定。
ホクトベガみたいになってほしいね。ゆくゆくはドバイにも行きたい」
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クィーンオブキネマ・内田博幸騎手】
「牝馬の重賞なら今後も楽しみはあると思う。(距離は)1400あたりがいいので、マイルは少し長い」
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メイショウバトラー・武豊騎手】
「3〜4コーナーで手応えが悪かった。本当は自分から上がって行きたかったのだが…。パサパサのダートはあまり好きじゃないみたい。ただ9歳でも元気は元気。立派ですよ」
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。