11日、金沢競馬場で行われた第53回MRO金賞(3歳、ダート1700m、1着賞金200万円)は、戸部尚実騎手騎乗の2番人気スギノブライアン(牡3、愛知・原口次夫厩舎)が、2番手追走から直線に向いて抜け出すと、先手を取った1番人気エーシンビッグシー(笠松)に4馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分50秒8(重)。さらに3/4馬身差の3着には7番人気トップオバマ(金沢)が入った。
勝ったスギノブライアンは、父トーホウエンペラー、母サンフューチャー(その父ゴールドレット)。叔父にゴールドプルーフ(東海S-GII、全日本サラブレッドC-交流GIII)がいる血統。昨年11月のデビューから3戦目で初勝利。重賞初出走となった今年5月の駿蹄賞(名古屋)はハナ差の2着に入っており、今回が2度目の挑戦での重賞初制覇となった。通算成績15戦4勝(うちJRA2戦0勝、重賞1勝)。