22日、新潟競馬場で行われた第11回新潟ジャンプS(障害3歳上、JGIII・芝3250m)は、五十嵐雄祐騎手騎乗の3番人気エリモマキシム(セン10、栗東・坂口正則厩舎)が道中は終始先団を追走し、直線で最内を突いて伸びると、大外から追い込んだ4番人気ビコーフェザーに1.1/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは3分31秒6(良)。さらに3/4馬身差の3着には2番人気ミヤビペルセウスが入った。1番人気キングアーサーは5着。
勝ったエリモマキシムは、父ブライアンズタイム、母がJRA2勝のエリモアメジスト(その父Seattle Slew)という血統。01年8月のデビューから2戦目で初勝利。04年10月にオープン入りを果たし、同年のカシオペアS(OP)を制した。その後平地では結果が出ず、06年12月に障害デビュー。15戦目で初勝利を果たし、前走の障害3歳上OP(新潟・芝2850m)で障害2勝目を挙げていた。通算成績59戦10勝(うち障害20戦3勝、重賞1勝)。
鞍上の五十嵐雄祐騎手はベストグランチャで制した07年東京オータムジャンプ(JGIII)以来となるJRA重賞制覇で、通算2勝目。管理する坂口正則調教師はエイシンニーザンで制した08年阪神スプリングJ(JGII)以来となるJRA重賞制覇で、通算では17勝目となった。