29日、新潟競馬場で行われた2R・2歳未勝利(芝1000m)は、後藤浩輝騎手騎乗の1番人気
デートマスター(牡2、美浦・和田正道厩舎)が、2番人気
シーマークに2.1/2馬身差をつけて快勝。これが新種牡馬ウインデュエル産駒の中央初勝利となった。勝ちタイムは55秒7(良)。さらにクビ差の3着には9番人気
ホッコーマスタングが入った。
勝った
デートマスターは、父ウインデュエル、母ファインショット(その父スピードワールド)という血統。7月18日のデビュー戦(新潟・芝1400m)は6着、前走は同じ新潟芝1000mで2着に入っており4戦目での勝ち上がりとなった。通算成績4戦1勝。
同馬の父ウインデュエルは、父サンデーサイレンス、母ミヤビサクラコ(その父ノーザンテースト)。全兄に03年京都ハイジャンプ(JGII)など障害重賞4勝のウインマーベラス、今週のキーンランドC(GIII)にも出走する
ロイヤルキャンサーなどがいる血統。現役時代は3歳8月の未勝利戦でデビュー勝ち。その後は芝の中距離を中心に使われていたが、約1年の長期休養を挟んで復帰した5歳時にダート路線に転向。500万下からOP2勝を含む6連勝を達成するなど活躍を見せた。通算成績14戦9勝。
05年エニフS(OP)5着を最後に現役を引退。08年度に9頭に種付けを行ったのを最後に種牡馬を引退しており、現在は北海道苫小牧市のノーザンホースパークで乗用馬として繋養されている。初年度は39頭に種付けを行い、21頭が血統登録されている。なお、地方では5月29日の浦和1Rにて
ミキノフォルテが産駒初勝利を挙げている。