30日、札幌競馬場で行われたサマースプリントシリーズ第4戦・第4回キーンランドC(3歳上、GIII・芝1200m)は、安藤勝己騎手騎乗の2番人気ビービーガルダン(牡5、栗東・領家政蔵厩舎)が道中は先団を進み直線で先頭に立つと、12番人気モルトグランデに1.3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分08秒4(良)。なお、2位に入線したモルトグランデが8着に降着となり、同馬から1/2馬身差離れた2着に13番人気ドラゴンウェルズが入り、さらに1/2馬身差の3着にグランプリエンゼルが入った。
勝ったビービーガルダンは、父チーフベアハート、母オールザチャット(その父Westminster)という血統。昨年夏に条件戦を3連勝してオープン入りを果たすと、続くキーンランドC(GIII)2着、スプリンターズS(GI)3着と重賞でも好走を続け、今年初戦となった阪急杯(GIII)で重賞初制覇を飾った。前々走の高松宮記念(GI)は16着、前走のマイラーズC(GII)は8着に敗れており、今回は約4か月ぶりのレースだった。通算成績20戦7勝(重賞2勝)。
鞍上の安藤勝己騎手はブエナビスタで制したオークス(GI)に続く今年のJRA重賞5勝目で、通算67勝目。管理する領家政蔵調教師はシルクメビウスで制したユニコーンS(GIII)に続く今年のJRA重賞3勝目で、通算では15勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。