21日、新潟競馬場で行われた第14回エルムS(3歳上、GIII・ダート1800m)は、北村宏司騎手騎乗の2番人気
マチカネニホンバレ(牡4、美浦・藤沢和雄厩舎)が、道中は先頭集団の一角に位置し、直線で内を突いて伸びた10番人気
ネイキッドとの競り合いをハナ差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分51秒1(良)。さらに1.1/2馬身差の3着には5番人気
クリールパッションが入り、圧倒的1番人気(単勝1.6倍)に支持された
トランセンドは4着に敗れた。
勝った
マチカネニホンバレは、父シンボリクリスエス、母マチカネチコウヨレ(その父Deputy Minister)。伯父にマチカネキンノホシ(AJCC-GII、アルゼンチン共和国杯-GII)がいる血統。昨年秋の500万下から今年のマリーンS(OP)まで5連勝を飾り、前走のしらかばS(OP)でも断然の1番人気に推されたが、10着に大敗していた。今回が重賞初制覇。通算成績12戦7勝(重賞1勝)。
鞍上の北村宏司騎手は、
モンテクリスエスで制したダイヤモンドS(GIII)に続く今年のJRA重賞2勝目で、通算では14勝目。管理する藤沢和雄調教師は、
キングストレイルで制した07年京成杯AH(GIII)以来となるJRA重賞制覇で、通算では80勝目となった。