今年の凱旋門賞(仏G1)を制したシーザスターズ Sea the Stars(牡3、愛・J.オックス厩舎)が、今年限りで引退することが陣営より発表された。
シーザスターズは、父Cape Cross、母は93年の凱旋門賞馬アーバンシー Urban Sea(その父Miswaki)という血統の愛国産馬。半兄に英ダービー(英G1)、愛ダービー(愛G1)、キングジョージ6世&クイーンエリザベスDS(英G1)を制したガリレオ Galileo(父Sadler's Wells)、同じく半兄にタタソールズゴールドC(愛G1)、ジョッキークラブ大賞典(伊G1)を勝ったブラックサムベラミー Black Sam Bellamy(父Sadler's Wells)、半姉にダイアナH(米G1)勝ち馬のマイタイフーン My Typhoon(父Giant's Causeway)がいる。
昨年7月のデビューから2戦目で勝ち上がると、そこから連勝街道をひた走り、英2000ギニー(英G1)、英ダービー(英G1)、エクリプスS(英G1)、英インターナショナルS(英G1)、愛チャンピオンS(愛G1)、凱旋門賞(仏G1)とG1・6連勝を飾っていた。通算成績9戦8勝(重賞7勝)。
当初は来月のBCクラシック(米G1)への出走プランもあったが、同レースの回避が正式に決定。凱旋門賞が最後のレースとなった。今後はアイルランドで種牡馬入りする予定となっている。