機は熟した。{horse=2004105982:ユウキタイティ}が意欲の連闘策で重賞獲りを狙う。先週の大和Sでは7着。それでも、陣営は手応えをつかんだという。「勝ち鞍がなくて、決して条件が合うとは言えない千四なのに勝ち馬と0.4秒差。大したものだよ」と西橋助手は高く評価する。
未勝利時に3着が2度あっただけの7F戦に対し、9F戦では勝ち鞍5勝のうち、4勝(残る1勝は1700m)を挙げている。なかでも、京都の1800mは1000万下と準オープンでタイム差なしの2着がある舞台だ。10着に敗れたアンタレスSは道悪で、時計の速い決着が向かなかっただけ。トパーズSの12着も7か月の休養明けだった。
西橋助手も巻き返しに力を込める。「直線でタレた感じでも、そこからしぶとく伸びてくるタイプ。1800mはいいからね」。ベストの舞台設定で、充実一途の6歳馬が重賞獲りを狙う。
当初は来週の根岸Sへの参戦を予定していた{horse=2003103746:ダイショウジェット}。「フェブラリーSまで中2週よりも中3週の方がいいかなと思った。根岸Sだと遠征が2度続くし、千四は激しい競馬になるから」と大根田師。「この距離でも結果が出ているし、マーチSのような競馬ができれば。前走は重め。今度は550kg台で出られるんじゃないか」と巻き返しを期待した。
提供:デイリースポーツ