サマーウインドは栗東坂路で軽快な動きを披露した。ゆっくりとスタートを切り、ラスト1FでGO
サインが入ると、スッと反応を示してフィニッシュ。4F56.3-40.5-12.2秒。確かな脚取りで駆け上がった。庄野師は「先週に4F51.7秒と時計を出しているし、今週もしまいしっかりと伸びていた」と順調な仕上がり具合に手応えをつかんでいた。
今回が重賞初挑戦となる。相手もこれまでとは違う。庄野師も期待と不安が入り交じっていた。「今まで
スピード優先で、スムーズな競馬をしてきた。GIに出てくるようなメンバーの中で、どれだけやれるか」。勢いが本物かどうか。今後に向けて試金石の一戦となる。
美浦Pでの単走追いとなった
グリフィンゲートは、6F78.3-36.8-12.2秒の快時計。躍動感あふれる走りに「状態は変わらずいい。中1週だった前走より落ち着きもある」と手塚師。「1年前はソエやら食いの悪さに悩まされたが、1戦ごとにしっかりしてきた。しまいの脚は強烈だよ」と、重賞初挑戦での好勝負に手応えを感じている。
グロリアスノアは栗東CWで
ピースオブパワー(4歳500万下)と併せて半馬身先着。先行する相手との差を徐々に詰め、最後もしぶとく伸びていた。6F81.9-38.8-13.0秒。「栗東に帰ってきてから、初めてビッシリとやった。状態はまずまず。少し太い感じだが、どれだけ変わってくるか」と小林慎。休み明けだが、このひと追いで態勢は整いそうだ。
提供:デイリースポーツ