馬場開場からモヤに包まれた栗東CW、そのスタンド前に
ダイワバーバリアンは登場した。
バトルブリンディス(5歳1000万下)を追いかけてモヤに消え去ると、再びその姿が現れたのは最後の1F。横並びの状態から力強い反応で抜け出す。ラストは頭が上がる場面が見られたが、それでも勢いは衰えず、時計は1F12.9秒。アッという間に3馬身先着した。
手綱を取った安藤助手は好感触を得て、3歳初戦に送り出す。「6Fでは2馬身ほど追走して、最後は馬体を合わせました。併せるとムキになる面や力んで走るところがあるが、追い切りでそこをクリアできたのは大きい。抜け出して遊んでいたように、まだ余裕がありましたよ」。伸び盛りの若駒、短期間での精神的な成長に目を細めた。
5か月半ぶりとなる
アドマイヤロイヤルは栗東坂路で併せ馬。追い比べで1馬身遅れたが、4F52.0-13.0秒は自己ベスト。「前半で力んで走っていたので動けなかったが、息の入りは良かった」と安藤勝の感触は上々だ。「目方は20kgくらい増えているかもしれないが、成長を感じる。能力は高いと思っているので、どこまでやれるか」と橋田師は注目する。
提供:デイリースポーツ