モヤで視界がさえぎられた水曜の朝、{horse=2006103168:フォゲッタブル}が視界良好を走りでアピールした。栗東DPでピイラニハイウェイ(5歳オープン)と馬体を並べて直線に入ると、鞍上のGOサインにしっかりと反応を示し、1馬身の先着。ラスト1F11.5秒と鋭い伸びだった。
追うごとに良化を感じさせる。武豊は成長と上積みを感じ取っていた。「最初は2馬身ほど後ろから行って動きは良かった。先週は若干重い感じがしたけどね。夏とは馬がだいぶ違っている。後ろ脚がしっかりして力強くなった」。以前に感じた物足りなさ、ひ弱さが明らかに解消してきた。
さらなる飛躍へ、鞍上も意気込む。「今年はこの馬で古馬の王道路線を歩めたらいいなと思っている。先生もあと1年で定年だし、お世話になったからね」。GIへ向けて、ここで弾みをつけたい。
角居厩舎の{horse=2001103452:ポップロック}と{horse=2005102579:メインストリーム}は栗東CWで併せ馬。馬体を並べたまま駆け抜け、順調な仕上がりをアピールした。ともに時計は5F68.4-12.2秒。「ポップロックは精神的にも肉体的にも元気いっぱいで、前走を見ると復調が感じられた。メインストリームは距離はいくらあってもいいし、今は充実している」と酒井助手は明るい表情を浮かべた。
提供:デイリースポーツ