抜群の反応と瞬発力を見せつけた。美浦Pで大きく先行したサニーラブカフェ(6歳1000万)を追いかける形で始まった{horse=2007102942:アプリコットフィズ}の最終追い切り。最大の見せ場は一気に差を詰めて迎えた、直線入り口〜残り1Fの走りだった。
僚馬の真後ろに忍び寄るとその外へ。「あえて後ろにつけて、そこからは馬の様子を見て内外どっちに行くか決めようと思っていた。そうしたら馬が自分から一気に行ったんだ」。小島良助手が仕掛ける場面もなくあっさりと抜き去ると、ラスト1F11秒8の切れ味を発揮して2馬身置き去りにした。
全体時計は5F66秒6。「助手は(5F)70秒ぐらいを提案してきたけど、ある程度つくっておきたかったから66秒台はやれと言ったんだ」。そう明かした小島太師も「良くなっているな」と笑顔で合格点を与えた。圧巻の走りを見せた新馬戦と同じ舞台で、クラシックをはっきりと視界にとらえる勝利が期待される。
提供:デイリースポーツ