2歳王者{horse=2007103404:ローズキングダム}が、栗東坂路で復権をアピールした。先週に続いてツルマルスピリット(3歳500万下)との併せ馬。4F51.6-37.5-12.6秒と上々の時計で並入し、上昇気配を漂わせた。「先週まではもたれたり、切れがなかったりしたけど、きょうはいいころと同じ感じ。久々にグッときたよ」。騎乗した小牧は心の底からほほ笑んだ。
負けるはずがないという思いで臨んだスプリングSが3着。「ショックだったけど、いま考えるといろいろと敗因はあった」と振り返る。渋滞のため、輸送が通常より2〜3時間、余分にかかったことも響いたようだ。「いつもはおとなしい馬が、レース前からイレ込んでいた。馬場も緩かったし、久々の実戦もこたえたね」。そして、こう続けた。「こんな馬には乗ったことがない。一番強いと思って乗ります」と小牧は力を込めた。
栗東坂路で、{horse=2007102913:ネオヴァンドーム}はマジェスティバイオ(3歳500万下)に先着。4F53.1-38.6-13.0秒を記録した。2週連続で騎乗した安藤勝は「しまいを伸ばす指示。動き自体は悪くない。内にもたれたりするので、レースではそのあたりに気をつけたい」と語る。デビューから完全連対を貫く堅実派が、中山でも持ち味を発揮する。
提供:デイリースポーツ