21日、大井競馬場で行われた第55回羽田盃(3歳、南関東G1・ダート1800m、1着賞金4000万円)は、内田博幸騎手騎乗の2番人気シーズザゴールド(大井)が、道中後方追走から徐々に進出、直線半ばで先に抜け出した圧倒的1番人気(単勝1.3倍)マカニビスティー(大井)との叩き合いをハナ差制して優勝した。勝ちタイムは1分53秒7(重)。さらに5馬身差の3着には3番人気ブンブイチドウ(川崎)が入った。
なお4着ウインクゴールド(船橋)、5着ドラゴンキラリ(船橋)までの上位5頭には、6月2日(水)に行われる南関東三冠第2戦・東京ダービー(南関東G1)への優先出走権が、勝ったシーズザゴールドには7月14日(水)に行われる三冠最終戦・ジャパンダートダービー(交流GI)への優先出走権が与えられる。
なお、勝ったシーズザゴールド関係者によるレース後のコメントは以下のとおり。
【内田博幸騎手】
マカニビスティーが後ろから早めに動いてくるのはわかっていました。直線半ばでは、向こうの脚が重くなっていたので、差せると思ったんですけど、今度はこっちが止まりそうになってしまいましたね。最後は根性で交わしてくれました。
今年は色々なことがありましたが、ようやく大井で乗れるようになって、大きなレースが勝てました。本当にありがとうございました。
【荒山勝徳調教師】
ほんとに勝っちゃったの?という感じです。ゴールした瞬間はどっちだろうとドキドキしていました。一回こちらが出て、また向こうが差し返して…本当に勝ててよかった。
状態は前走とあまり変わっていませんでした。ただ前走並ではあったので、どこまでやれるだろうかと思っていました。でもマカニビスティーを負かすのは難しいというのが正直な気持ちでしたね。
次は東京ダービーということで、また内田くんが乗ってくれると思います。あとは内田くんに任せるだけですね。

【勝ち馬プロフィール】
◆シーズザゴールド(牡3)
父:スキャターザゴールド
母:ユキノアサヒ
母父:Manila
厩舎:大井・荒山勝徳
通算成績:7戦5勝(うち重賞1勝)
主な成績:10年京浜盃(南関東G2)2着
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。