連覇を目指した
マイネルキッツは、コンマ1秒だけ及ばず2着。松岡は悔しそうに口を開いた。「前走で押して行ったので反応良く(ゲートを)出たし、前で競馬を。思い通りにリズム良く運べた。上がりの速い競馬が多かったので。それが嫌で早めのスパートを。悔しい」。完ぺきに思えただけに受けたショックも大きい。
国枝師はサバサバとした表情で振り返る。「勝ちに等しいけどね。GI馬にふさわしい走りをできるようになったからいいんじゃないの」と健闘をたたえた。
次なる舞台は海外へ。「ひと息入れて、
オーストラリアへ。前哨戦からになると思う。秋は仕返ししたい」。コーフィールドC(10月17日・コーフィールド、芝2400m)から、メルボルンCのローテが組まれる予定だ。
若い力が波乱を演出した。16番人気の
メイショウドンタクが、好位追走から粘って3着。02年の覇者である父マンハッタンカフェ譲りの持久力を生かし、4歳勢で最先着を決めた。「具合は良さそうだった。ブリンカーも効いていて、気を抜かずに集中して走れていたね。GIで3着は立派。スタミナがあるよ」と武幸。大一番でのパートナーの健闘をたたえた。
提供:デイリースポーツ